GAKUMON

人生の漆塗り日記

屏風はたたまれた 山本周五郎

 忘れ去られていた仏陀。この写真の仏陀は、金66%以上。なのに忘れ去られていた。それは、略奪から守るため、違う素材で固められていたのだ(形は仏陀)。
 「屏風はたたまれた」は、むしろ逆に積極的に忘れることをついて書いてある。意図的に人の心に作った感情、それは意図的に作り出された空間での出来事だった。それを忘れさえるためにあえて「屏風はたたまれた」と言ったのかもしれない。
 これは襖でも障子でもないところが良い。何か、人に踊らされている感じがしてね。だからオレが今回タイから帰ってきて仕事モードに頭を切り替えなければならなくても、「屏風はたたまれた」ではないのだ。タイも日本もオレ自身が創り出していかなければならない世界だから。