他人事にしないために
以前、ある企業の創業者が「ビール会社はもっと金を払わなければいけない。」との持論を紹介していた。その彼は当然、毎年多額の寄付をするし、みずからもNPOを主宰している。
なぜビール会社かって、それは自分の会社の製品を飲んで生まれた事故から人が亡くなっている。それなのに何も思わないのだろうか。と。たしかに飲酒運転している人間は、法を破っている。だから全ては飲酒運転している人間に全て非があるといえるのだろうか。
もっとこの問題を真剣に思っていれば、飲酒運転に関係する事故があれば常に一定の寄付金を支払う。などすることもできたろう。そして自分の腹が痛めば、法律の改正にももと積極的な提言をできたはずで、その時はもっと早く飲酒に関する道交法も改正されていただろう。
我がGAKUMONのサイトで推奨している「一日壱クリック」運動(正確には10クリック以上になることも)だが、その支援企業が8社に増えた。つまり一日8社のサイトをクリックできるので、8円の寄付になる。支援企業が増えたことはとても喜ばしいことだ。これからもみんなのより一層の協力と、そのスポンサーサイトにも感謝してもらいたい。
しかしここで先に述べた「自分の腹を痛めずに」ということを考えれば、クリックして毎日募金しているというのは、テレビを見て「今日もひどい事件があったな〜」とか「最近の若者は〜〜〜」と嘆いているのとなんら変わらないのでは。