チベットの行方と砂曼荼羅

　見よ、この砂曼荼羅を。これが全て砂で作られているんだから大したものだよ。しかもこれを、なんの惜しみもなく崩して川に流してしまうのだからまた凄い。
　さてさて、一日この日は相田みつを美術館にこもって、撮影などをしていで、その後、ちょっと知人を訪ね渋谷で飯を食った。その時、チベットの話をしたのね、そしたら何も知らないんだよ。そうだよな、あまり情報流れてないものね。仏教に興味のない人が知らないのだから、致し方ないか。
　けど、しかしなぜこのこの日のイベントに集まった人の数は結構いるほうだと思う。なんせ会場に入れずに「生で砂曼荼羅を見れない」なんて人も出かねない状況だったのに。まー興味半分で来た人は仕方ないが、一日から今日まで通しで10日間来ている人もいるし、お坊さんの声明（お経を唱える)をしっかり祈りながら聞いている人も沢山いるわけで、もっとそういう人たちはチベットの現状を声を大にして伝えた方が良いと思う。
　イラクのクウェート侵攻は反対しても、中国のチベット信仰はなぜ反対しない？油が取れないからか。チベットの以前はこの曼荼羅のように美しいものだったと聞く、しかし今は。。。この曼荼羅と同じ運命をたどるのか。。。まさに無常。