使えない電子マネー
- 作者: 須藤修,後藤玲子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1998/09
- メディア: 新書
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次世代DVDの企画にはHD DVD とブルーレイディスクがあり、熾烈な競争の序章が始まっている。また電子マネーの企画でもEdyとSuicaがあって、こちらはすでに激戦中だ。しかし、本当にこの電子マネーってのは便利になるのだろうか。
競争はお互い切磋琢磨し、よりよい発展を望めるがどうもその先行きには不安を抱える。ことの始まりはJR東日本の定期券がICカードになったあたりからだろうか。以前の磁気式の定期券または、ioカードに代わるICカード型のものをSuicaと呼ぶようになった。そうして気づいたらSuicaが駅構内の各施設で使えるようになり、しまいには駅を飛び出して現在に至る。そもそも定期券から始まったんでね、今更でかい顔するな!と云いたくなる。Suica普及の前に自動券売機でもクレジットカードによる定期券購入を認めろってんだ。
EdyとSuicaは互換性無い。けど利便性を考えたらいずれ互換性を認めてもらいたい。システムに互換を求めるより、店舗側に両方のシステム導入を促すという手もある。しかしその時、読み取り端末が二つでは置き場所に面倒だ。ならばやはり機械一つで両方の読み取り可能になることが求められる。だけど、待てよ、もし二つのカード持ってたらどうなるんだ?どっちが優先されるんだ?それとも二重引き落とし?慣れないオンライン購入者じゃないんだから!その手助けとして店員の存在があるのだろうが、このままでは本当に使えないシステムになりかねない。
本当に便利なものとして育てていくのなら、世界戦略的に開発を進めるべきではないか。クレジットカードはほとんどの国で使える。電子マネーよりもクレジットカードの読み取り、認証速度を早くして欲しいな。入金の手間もないし。。。