元気と無秩序は違うぞ
大学は学生に何ができるか―「学生を元気にさせる」大学改革とは
- 作者: 増田晶文
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2003/12
- メディア: 単行本
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arloはもとから一部の大学生を除いて、大学生は馬鹿ばかりだと思っている。これから先、大学全入時代を迎えたらその傾向はますます顕著になってくるだろう。
都内某大学の図書館に行った。恥ずかしながら大学の図書館なんて所は初めて行った。何事も初めてってのは緊張するもの。行った先はなんと云っても大学なんでね、いくら普段、馬鹿ばっかとは云ってもちょっと引け目を感じているわけで緊張しないわけがない。
図書館自体は自治体の図書館の利用経験から使用方法はある程度心得ているつもりだ。何が違うかと云えば、馬鹿学生なりにそれなりのこと勉強している人がいるってこと。当然、優秀な学生もいて勉強している。だからいつも以上に物音を立てないように気を使った。
しかし、こちらのそんな気遣いとは裏腹に、やはり「馬鹿学生が!」って思ったのが、こちらが気持ちよく睡眠をしていれば隣の席で、「ドカッ!」って荷物を置くやつがいたり、「カツカツ」闊歩する輩もいれば、コートを「バサン!」と着る者もいる。
鞄は静かにおけ、物は大事にしろ。まさか蔵書までそんな扱いをしているんじゃないだろうな。音たてないように控えめに歩け。コートは広いところ、玄関とかで着ろ。
大学全入時代は決して問題ではない。しかしそのために大学の質を落とすことに問題があるのだ。図書館にはおそらく、その学校の学生がほとんどだろうから、学生の質が分かるというもの。学力ではなく、人間力がね。大学全入は良い。しかし、大学入学にもなって人間力の無い人間が入学する時代に疑念を抱く。