楽して、儲けて、楽しむ 80対20の法則 生活実践篇
- 作者: リチャード・コッチ,高遠裕子
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2005/09/28
- メディア: 単行本
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潜在意識ほど怖いモノはない。無意識に外国語を喋るのも潜在意識みたいなもんだろ。もーそうなると、ホント強いよね。グッドウィル会長兼CEO折口雅博氏もその潜在意識の強力なパワーを認め、毎朝の唱和でそれに働きかけていると云っていた。自己暗示だって毎日繰り返していれば本当に健康になっちゃうんだろう。
「忙しい、忙しい」とよくぼやく人がいる。いかにも仕事が楽しくて充実しているかのようにとにかく「忙しい!」って。もう、いいからそんな言葉。聞き飽きました。きっとそういう人は忙しくなりたいんだろうな。だから忙しいという事により忙しさの演出と潜在意識に働きかけているんだな。「時間の使い方が下手な人ほど、時間が足りないと文句を云う」(小説家・ラブレー)。起業家も当然忙しそうだけど、その多くは忙しそうだけど必ず、楽しそうが先行している。
本書のタイトルからして想像できることは、株などの投資による不労収入を増やし、いかに大金を手に入れ楽に生きるかが書かれているのかと勘違いされるかもしれない。この本は決してそんなことなく、むしろ逆である。しっかり働けと書かれている。しかしその働く内容というのも、いかにリラックスして自分の20%の長所に焦点を絞るかが書かれている。
詳しい20対80の法則の示す結果については本書に書かれているが、感覚的にその結果は理解できるものの、それを証明するデータが詳しくかかれていないことに少し疑問。
いずれにせよ、自分の20%の得手とするものに、リラックスして、最大限の結果を出すように働きかける事により80%以上の結果を出そうという力になってくれる本には間違いない。その20%が見つかればね。