不動産作家による【人生の漆塗り日記】

不動産もFXも生涯学習。 建築も人生の質(QOL)も地盤、基礎作りから。

ジャングリッシュを話すジャメリカン



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英語を子どもに教えるな (中公新書ラクレ)

英語を子どもに教えるな (中公新書ラクレ)


 北朝鮮の拉致や、中国の違法行為の連続。日本が世界に情報を発信、意見を主張しなければならないときは多くなってきている。そんな時、小学校で英語必修化にすることで、日本人も英語をベラベラ喋れるようになって目的を果たすことは出来るのか。
 確かに英語は世界の共通語になりつつある。多くの国の一般的な観光地なら英語を話せれば問題ない。また仕事をする上でも英語が出来れば役に立つことも多いだろう。また国際会議なども英語が主流だろう。しかし、出力には必ず入力や演算がともなう。未熟な思考回路で英語を話したところで何の意味があるのだろう。
 大人になってから英会話学校に行ったけど、全然身につかなかったって人は結構いると思う。だから、もっと早くからやっていれば。という思いがあるから小学生から。ってことになる。しかしだ、小学校の時に英語教育を受けたが、全く使い物にならん。って人もいる。
 英語教育が盛んな昨今。小学校英語必修化を前に独自に英語教育を受けさせている家庭もある。家庭で読書もせず、学校でもまともな日本語を学ばない。大人になってから、いや、大学生になってから論文の書き方を学ぶ人も少なくない。論文というと難しそうだが、今の教育は論文はもとより作文の仕方すら学ばない現状である。作文することが出来ないから情報発信が出来ない。日本語で情報発信が出来ないときに英語教育が加わるとどうだろうか。日本語も英語も。。。って状態になる。実際にどちらか一方では意思表示できなくて、両対応のカウンセラーにようやく悩みを打ち明けられたという例もある。
 英語教育も良いが、英語は大人になってからでも習得可能である。また言葉に出来ないもの、文化を世界に発信するのも日本人たる役目。安易な小学校英語教育必修は反対である。


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